COROSとは
COROS(カロスと読みます)とは、2014年にアメリカで設立されたランニングウォッチなどを制作しているメーカーとなります。
日本に入ってきてまだ日が浅いので、ガーミン、アップルウォッチ、スント、エプソン、カシオなどと比べると認知度はまだ低いかもしれません。
しかし、トップランナーも利用しており、マラソン世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手、日本記録保持者の鈴木健吾選手も使用しています。
COROS PACE 2(カロス ペース2)
カロスから販売されているランニングウォッチの中で、COROS PACE 2はエントリーモデルとなります。
エントリーモデルとなっていますが、ランニングをする上で十分な機能・性能を搭載しています。
まずは、主な機能・性能から紹介していきましょう。
29gの最軽量ランニングウォッチ
驚きの軽さ、着けているのを忘れてしまうほどの軽さです。
ナイロンバンド装着時29g、シリコンバンド装着時35gとなります。
(ガーミン255は49g、ガーミン255Sは39gとなります)
私はナイロンバンドを利用しています。とても軽くストレスを全く感じません。
ナイロンバンドの使用感についても後ほどご紹介します。
操作性抜群のデジタルダイヤル
右上のダイヤルを回すことによって次の画面(情報)に変えることができます。
力はほとんど必要なく、指1本で簡単に操作できます。
走っている時に自分の得たい情報に気楽に変更できるので、とても便利です。
1画面に最大四分割でラップタイムや距離など好きなものに設定できますが、トレーニングによっては他のデータもチェックしたいということがあると思います。
そんな時にクルッと回すだけで変えられます。
気楽に変えられるということは意図しないときに画面が変わってしまうことも。
それを防止するためにロック機能もついてます。
私は寝てる時に画面が変わったり、変な操作がされたりすることがあったので、日常使用時はロックをしてランニングなどトレーニング中はロックをしないという設定にしています。
GPS30時間の高密度電池(ウルトラマラソンにも対応)
30時間なのでフルマラソンを走ってもサブスリーであれば10%しか減らないということ!
100kmのウルトラマラソンはもちろん、24時間マラソンにも使えますね。
十分すぎます。
ウルトラマックスモードを利用すると使用可能時間が66時間になります。
月間200km前後走っている私は、1ヶ月で約15時間GPSを使っています。
通常利用時でも電池は消費していますので、それも含めて通常モードで1~2回/月の充電で済んでいます。
日常生活で20日間利用可能
電池の性能の高さで24時間心拍計測、睡眠計測をしても20日間充電がもちます。
これもかなりの高性能。
充電の手間を考えるととても助かります。
ついつい充電するのを忘れそうになるくらいです(笑)
コスパ最高の29,480円
この性能で29,480円(税込)。
同程度の性能のガーミンForerunner255の定価は49,800円(税込)となります。
比べるとだいぶ違いますね。
COROS PACE 2 の使用感
7ヶ月使用してきた感想を述べていきたいと思います。
GPSのキャッチ時間が短い
カロスペース2を使用する前はガーミンの『ForeAthlete 245』を使用していました。
ガーミンのGPSの補足時間も比較的短くて、そこまで不満に感じることはありませんでした。
比較的というのは、天候であったり、場所(高層の建物が多い場所)により補足するのに5分以上かかることもありました。準備運動をするなどして待つことも…。
『COROS PACE 2』に変えてからはそんなこともなくなり、よりストレスなく走り始めることができています。
GPSの補足時間は、
環境が良く、早い時で5秒ほどでキャッチできます。
天気が良くない時でも数十秒でキャッチできるので、待ちきれずスタートするということもなくなりました。
軽さと装着感抜群なナイロンバンド
実際に使うまではナイロンバンドってどうなんだろうと相当悩みましたが、実際に使ってみて良い点と悪い点がありました。
良い点
とにかく軽い
29gしかないので、着けてることも忘れます。
フィット感抜群
シリコンバンドよりも圧倒的にフィットします。シリコンバンドよりも柔らかいので腕との隙間はほぼなくフィットします。
マジックテープで留めるので、穴の位置が合わないということもありません。
写真の通り、隙間なく装着できます。更に、ベルトの端もブラブラすることなく、気にせず走ることができます。
悪い点
汗を吸ってしまう
ナイロンなので汗を吸ってしまうこと。しかし、銀ナノ粒子抗菌技術を採用しているために、菌の繁殖を抑えてくれています。
それでも、夏に一日中つけていたり、汗をたくさん吸った状態のままにしていると臭うこともあります(これはシリコンバンドでも同じ)。
そんな時も気軽に洗えるので特に問題ありません。
夏場だけ定期的に洗うようにし、それ以外の時期は特に汗もそこまで出ないので気にせず使っています。
マジックテープの強度は?
バンドの選択の際に迷った理由の一つです。
実際7ヶ月間使用しての感想となります。
結論から申し上げますと、走ったり日常生活で着けていて全く問題ありません。
下の写真の右側のように、少し毛羽立ってきますが、強度が落ちた感覚もなく使用できています。
入浴時に外したり、仕事中に邪魔になる時に外したりと一日に4~5回くらい着け外ししていますので、相当回数ペリペリしてます(笑)
見た目
見た目に高級感はありません。
とはいえ、もちろん耐久性がないわけではありません。
日常生活でも使って、且つおしゃれな時計が良いという方には向いていないと思います。
そういう方は、走る時や寝る時などにCOROS PACE2を使って、日常生活では別の時計を使う。
または、日常でも納得して使えるデザインのランニングウォッチを探すというのも良いですね。
まとめ
COROS PACE2 は、ランニング初心者はもちろん、上級者ランナーも満足できるランニングウォッチであると自信をもって言えます。
サブ3ランナーの私もカロスペース2の機能と性能には大満足しています。
GPSの精度も高いので日常のペース配分や、レースでのペース確認も安心して走れます。
まだ、使ったことのない機能もあるので、そちらも使用したらレビューしたいと思います。
トラックランモードも精度が高いことで有名なので、いずれ試してみたいと思います。