アシックスの最高峰厚底ランニングシューズ『メタスピードスカイパリ』をご紹介します。
実際に履いて色々なペースで走ってのレビューとなりますのでぜひ参考に見てください。
メタスピードスカイ、メタスピードスカイプラスに次いで第三弾のメタスピードスカイシリーズとなります。
私は全てのシューズを履いてきました。前作からどう進化したのかお伝えしていきたいと思います。
メタスピードスカイパリ
アシックスから発売されている『メタスピードスカイパリ(METASPEED SKY PARIS)』は、今シリーズもメタスピードエッジパリと共に発売されたストライド型のランナーがストライドをより伸ばす為のモデルとなっております。
ストライド型のランナーが、
よりストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールすることを追求したトップアスリート向けシューズ。
まずは公式なデータから見ていきます
かかと部の厚み 39.5mm
前足部の厚み 34.5mm
ドロップ 5mm
ミッドソール素材 FF TURBO PLUS
価格 : 27,500円(税込)
重量 : 185g(27.0cm 片足重量)
続いて、実際に使用した感想をお伝えします。
サイズ感・重さ
サイズ感
メタスピードスカイ・メタスピードスカイプラス・メタスピードエッジパリ・マジックスピード3・ノヴァブラスト4などアシックスのシューズは全て26.5cmを使用しています。
今回も同じく26.5cmでジャストサイズでした。
前作のメタスピードスカイプラスと比べると横幅の圧迫感が減りました。
今回も男女兼用となりますので、男性が履くとやや靴ひもが短く感じ、女性が履くとやや幅が広く感じるかもしれません。
メタスピードスカイパリのワイズは2E。アシックスのランニングシューズのメンズの通常ワイズは2E、通常のレディースワイズはEとなっております。
重さ(重量感)

購入サイズ26.5cmの片足重量は左右の平均で178gでした。※個体差はあります(左右の差もありました)
前作のメタスピードスカイプラスもとても軽かったのですが、持って比べてみたら差が分かるくらい違いました。
履いてしまえば重さの違いはわかりませんが、軽い方が負担は少ないはずです。
使用感・実走レビュー
ヒールストライク(かかと着地)よりフォアフットにおすすめ
フォアフット(前足部着地)でしっかり踏み込むのが一番反発を得ることができました。
ヒールストライク(かかと着地)やフラット着地の場合は、ソフトに着地するタイプだとメタスピードスカイパリの力を発揮しきれないでしょう。
前足部にしっかり力を加えられるのであれば、その限りではありません。
前足部のクッション性がアップ
メタスピードスカイパリのカーボンプレートはミッドソールの上部に配置されています。
前作よりやや下部に配置されたことで、カーボンプレートとの間のミッドソールが厚くなり、接地した際の硬さを感じることなくクッション感がアップしました。
安定性○、反発性◎
カーボンプレートの入っている部分のミッドソールは外に張り出しているデザインになっています。
しかし、前足部の靴底は幅が前作(メタスピードスカイプラス)よりやや狭くなりました。
更に、ミッドソールのクッション性が増したことにより、安定性はやや落ちたように感じます。
しかし、走っている時には特に不安定さは感じずカーブでも安定して走れました。
安定性を維持できている要因の一つにフィット感があります。
かかとのホールド感、新しくなったアッパーのフィット感があるので、プラスして靴ひもを正しく結べば更に安定感を上げることができます。
グリップ力も高い

メタスピードスカイパリのアウトソールにもアシックスのレースシューズに採用されている『アシックスグリップ』が用いられています。
このグリップ力はメタスピードスカイシリーズやマジックスピード3などで濡れた路面でもしっかりとしたグリップ力を発揮しているので信頼できるアウトソール。
マジックスピード3と同じく、外側(小指側)は軽量化のためにアウトソールがカットされていますが、特に気になるようなものではありませんでした。
レースでの使用感
フルマラソン
2024年12月1日に開催された『湘南国際マラソン』で使用しました。
レース前にトレーニングで約40km使用してから本番を迎えました。
複数回練習で履いて、直前の練習で一番しっくりきました。
本番は、2時間50分切りのペーサーについて走り、ラスト3kmくらいは約10秒/km落ちましたが大崩れすることなく走り切ることができました!
見事、自己ベストを4分半更新して2:49’07でゴール!
頑張ってスピードを出そうとすることもなく、4’00/kmを切るペースで淡々と走れました。
スタートからゴールまで『メタスピードスカイパリ』の反発、安定性に助けられ走り切ることができました。
この時点で合計約82km走りましたが、シューズのダメージもほぼなくまだまだ活躍してくれそうです。
今後もハーフマラソンなどでも使用してみたいと思います。
ハーフマラソン
2025年1月12日に開催された『ベジタブルマラソン』で使用しました。
この一カ月くらい前から調子が今一つだったので、練習内容&コースのアップダウンなどから3’50/km目標でスタートしました。
スタートは少し気合いが入り3’40/kmを切っていて、5kmの平均も3’45/km
その後も順調に走れ、ラスト5kmは3’49/kmまで落とすものの目標は達成しました。
タイムもセカンドベストの1:20’09 (3’48/km)
終盤でのペースアップ時もスムーズに切り替えることができ、最後まで楽しく走ることができました。
『メタスピードスカイパリ』で走る楽しさをたっぷり味わえたレースとなりました。
耐久性・寿命
厚底カーボンシューズは寿命が短いイメージがあります。
ではメタスピードスカイパリの耐久性はどうでしょうか?
アッパーは通気性を向上させる形状となりましたが、穴が開きやすい場所は丈夫な作りになっております。今作も高い耐久性を持っていると期待しています。
アシックスのシューズは色々履いてきていますが、
メタスピードスカイ・メタスピードスカイプラスは200km
S4は450km
マジックスピード3は750km
走っていますが、反発力・グリップ力・安定性とレースにも問題なく使用できるレベルを維持しています。
変更されたアッパー・ミッドソールの耐久性にも期待して、メタスピードスカイパリもしっかり履いていきたいと思います。
100km経過
100km走った感想です。
レースでの使用はフルマラソン、ハーフマラソンの1回ずつ。
100km経過はセカンドベストで走ったハーフマラソンでした!
アップダウンの多い昭和記念公園でのレースの中、ラストまでしっかりと走れ、反発&クッション性も変わらず最高でした。
アッパーもアウトソールも大きな損傷はなく、今後の活躍にも期待です。
今後もレースをメインに使用していきます。
メタスピードスカイパリの耐久性がどれくらいあるのか、200km、300kmと経過ごとに報告していきます。
まとめ
『メタスピードスカイパリ』は前作の『メタスピードスカイプラス』をしっかり継承しながら、より走りやすく改良されました。
よりストライドを伸ばしやすくなりましたが、厚底カーボンシューズの恩恵を最大限得るためにはフォームなど技術も必要となります。
そこの追及を楽しみながら走るのもおすすめできるシューズとなりました。
現在の販売価格
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