アシックス メタスピードスカイ 徹底レビュー

アシックスの厚底カーボンシューズ『メタスピードスカイ』をご紹介します。実際にトレーニングやレースで履いて走ってのレビューとなりますので、ぜひ参考に見てください。

メタスピードスカイはアシックスの厚底カーボンシューズの中での最上位モデルとなります。

アシックスファン待望の高性能厚底カーボンシューズ、初代メタスピードスカイの使用レビューとなります。

メタスピードスカイ

アシックスから発売されている『メタスピードスカイ　METASPEED SKY（初代)』は、メタスピードエッジと共に発売された最上位モデルとなります。
アシックス公式でのおすすめのランナータイプは『サブ2.5　勝利を目指すストライド型ランナーへ』となっていますが、サブ３ランナーの私が履くとどうなのか検証してみました。

まずは公式なデータから見ていきます

続いて、実際に使用した感想を伝えていきます

サイズ感・重さ

サイズ感

メタスピードスカイ、メタスピードスカイ＋も所持していますが、全て同じ２６．５ｃｍとなり、通常のサイズ感となります。
それぞれ、多少サイズ感に差はあります。
感覚的にメタスピードスカイ＜マジックスピード２＜メタスピードスカイ＋の順に足幅に少しゆとりを感じます。

重さ（重量）

メタスピードスカイの片足重量は１９３．０ｇ（２６．５ｃｍ）でした。※個体差はあります

この厚さで２００ｇ以下の重さは信じられません。いつも持つたびに「軽っ！」って思います（笑）

もちろん、実際に履いて走ってみると本当に重さを感じません。

使用感・実走レビュー

メタスピードスカイを実際に履いて行ったトレーニング＆レースでの感想をお伝えします。
トレーニングとしては、主に「ペース走」「閾値走」「タイムトライアル」など、やや速めのペースに使用しており、ゆっくりのペースではアップ＆ダウンジョグで使用しました。
レースは、フルマラソンを走っています。

安定性が高い

アシックスの厚底カーボンシューズの特徴の一つである安定性。
現在発売されている厚底カーボンシューズのメタスピードシリーズ、マジックスピード２全てのシューズで共通して言える特徴です。

・ミッドソール素材が硬めで沈み込みが少ない
・シューズ幅もナイキより広め

左右のぐらつきも減り、カーブやUターンでの安定性もあります。

滑りにくいグリップ【ASICS GRIP】

メタスピードスカイには『アシックスグリップ（ASICS GRIP）』が採用されています。
今までのアシックスシューズよりもグリップ力が増し、地面をしっかりとらえ、よりスピードに乗れる助けになってくれます。
雨の日濡れた路面や、滑りやすい路面でもこのグリップ力の高さが発揮されます。

沈み込まない反発力

初めて履いた時に、厚底シューズの柔らかい沈み込みは感じれませんでした。
「これって反発力あまりないんじゃない」って思うかもしれません。
特に前足部の感触は地面の硬さを感じます。

しかし、実際走ってみるとなぜかスピードが出ていました！

ミッドソール素材『FF BLAST TURBO』の軽量で高反発の特徴通りでした。
沈み込みが少ない分、より接地時間が短くできる感覚もあり、厚底に慣れていない人にも履くことができるシューズでしょう。

フルマラソンでの使用感は最高だった

メタスピードスカイのレースでの初使用は2022年12月4日に開催された『第１７回湘南国際マラソン』でした。
レースの前には履き慣らすために約６０キロ走ってます。

全く頑張って走ることなくレースペースが出て、疲労が溜まった終盤でも、いつもなら４’３０/ｋｍ以上かかってしまう感覚のところ、４’２０/ｋｍで最後まで粘れました。

走っている感覚と実際のペースが10秒くらい違う感じです。

耐久性・寿命

厚底カーボンシューズは寿命が短いイメージがまだまだあります。
では、メタスピードスカイの耐久性はどうでしょうか？

１００ｋｍ経過

１００ｋｍ走った感想です。
初めて走った時から変わらず、自然とスピードに乗れる感覚です。今後は主にレース用として使用していきます。

アウトソールの消耗は踵の外側がややすり減った感じで溝が浅くなっています。
それ以外は特に消耗箇所はまだ見られません。

ミッドソール素材は少しスジが入ってきました。更に靴底の際の削れが出てきています。
どちらもまだ、走行に支障は全くない範囲です。

２００ｋｍ、３００ｋｍと経過を随時追加で報告させていただきます。

まとめ

メタスピードスカイは、安定性もあり、反発もあるアシックスの厚底カーボンシューズの最上位モデルです。
サブ2.5の方がおすすめとなっていましたが、サブ３のランナーにもとても効果を発揮してくれました。

ナイキの厚底シューズ１強の時代を変えた代表格のメタスピードスカイ！
ナイキシューズとは全く違う履き心地なので、ヴェイパーフライやアルファ―フライが合わなかった人や別のシューズを試してみたいと思っている方にもおすすめです。

主な違いは何といっても安定性！
足首が緩い人、接地の安定性に自信がない方も安心して履けるシューズとなります。
沈み込んでバネみたいに跳ねるようなシューズだったり、高クッションのシューズが好きな人には向かないかもしれませんが、履く人を選ばないシューズではないでしょうか。

現在の販売価格

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