アシックスの厚底ランニングシューズ『ノヴァブラスト5』をご紹介いたします。実際に履いて色々なペースで走ってのレビューとなりますのでぜひ参考に見てください。
ノヴァブラスト5はカーボンの入っていない厚底ランニングシューズとなります。
レースにも使用できますが、日々のランニングをより楽しむことをコンセプトにしたシューズです。
私もノヴァブラスト3、ノヴァブラスト4に続き、3作連続で購入しているお気に入りのシューズの1つです。
ランニング初心者や、記録を狙っている方の練習用としておススメのランニングシューズとなります。
ノヴァブラスト5
アシックスから発売されている『ノヴァブラスト5』は、レースからトレーニングまで使用が可能な厚底ランニングシューズとなります。
まずは公式なデータから見ていきます
厚さ 前足部:34mm
後足部:42mm
ミッドソール素材 FF BLAST MAX
価格(定価) : 16,500円(税込)
重量 : 約255g(27.0cm 片足重量)
サイズ感・重さ
サイズ感
メタスピードシリーズ、S4・S4+、マジックスピードシリーズ、ノヴァブラスト3・4も所持していますが、全て同じ26.5cmとなり、通常のサイズ感となります。今回のノヴァブラスト5も同様に26.5cmで問題ありませんでした。
S4+ YOGIRI、マジックスピード4と同じエンジニアードメッシュがアッパー素材に使用されています。
メタスピードパリシリーズやマジックスピード3で使用されているアッパーより少しゆとりを感じます。
重さ
ノヴァブラスト5の片足重量は243.0g(26.5cm)でした。※個体差はあります
ノヴァブラスト4よりも8.5g(実測)軽くなりました。
ソールは0.5mm厚くなっているのに軽量化。
ミッドソールの素材の変化は大きいですね。
ノヴァブラスト4とノヴァブラスト5の違い
『いつもの道をはずませよう』というコンセプトも変わらず、基本的な構造に変化はありません。
使用素材や形状に細かな変更点があったので、そちらをご紹介します。
・アッパーがエンジニアードメッシュに変更(伸縮性と通気性が向上)
・ミッドソールがFF BLAST MAXに変更(軽さと反発性が向上)
・アウトソールがAHAR LOに変更(柔らかく軽量、かつ耐摩耗性が向上)
・靴底の形状の変更
その変更点によって感覚的な違いがあったものに関して、下記の『使用感・実走レビュー』で書いていきたいと思います。
使用感・実走レビュー
ノヴァブラスト5を実際に履いてトレーニングをした感想をお伝えします。
トレーニングとしては、「ジョグ」「ビルドアップ」「ロング走」で使用しました。
クッション性&反発感
今作もノヴァブラストの特徴でもある前足部中央の盛り上がった部分。
ここに体重がかかると沈み込み、それが戻る力を利用して弾ませる構造。
ノヴァブラスト5はこの部分が2列に分かれて幅も前作より広くなりました。
前作よりも特徴的な弾む感覚は減ったように感じます。
弾む感覚は前作と今作とでは違いを感じました。
前作は中央の盛り上がった部分で弾ませる
今作は中央と外側の全体的に使って弾ませる
こんなイメージです。
形状の違いはこちら↓
安定性抜群
上記に記載した通り、中央部の盛り上がっている部分が広くなり、安定性が増しました。
(前作の方が、中央部の盛り上がりを感じました)
元々、靴底の幅も広く安定していましたが、より扱いやすくなった印象です。
脚への負担を減らせる
クッション性の低いシューズや、厚底カーボンシューズばかりだと脚にかかる負担が大きくなり、脚を痛めるリスクが高まります。
軟らかすぎてぐらつくのも同様です。
安定感とクッション性のあるノヴァブラスト5は、故障のリスクを減らしながら、日常のトレーニングを行うことができます。
スピードを出すこともできますが、感覚的にはペース走や、ロング走、ジョグに使用していこうと思いました。
フルマラソンにも使用できる
厚底カーボンシューズが合わない方、脚の負担に不安がある方のフルマラソン使用にお勧めできるシューズとなります。
安定性、クッション性、反発性どれも良く、また、シューズに走らされるというよりは自分で速度の調整もできると感じました。
耐久性・寿命
耐久性・寿命はランニングシューズを選ぶ上でとても重要なポイントの1つですよね。
アシックスのノヴァブラスト5の耐久性はどうでしょうか?
ノヴァブラスト3、ノヴァブラスト4を現在も使用していますが、2024年11月時点でそれぞれ880km、1200kmの走行距離となります。
元々の弾む感じはさすがになくなっていますが、クッション性があるので現在はロングジョグなどに利用しています。
ランニングフォームにもよりますが、耐久性の高いシューズだと感じています。
色々と使用素材が変更されたノヴァブラスト5はどうなのか、しっかり走り込んで検証していきたいと思います。
まとめ
前作から大きな変更点はありませんでしたが、使用素材などの変更が多々ありました。
コンセプトは変わらず、『いつもの道を はずませよう。』
前作より安定性が増しながら、弾む感覚を維持しています。
日常のランニングを楽しむためのシューズ。
脚の負担も軽減できるので、ランニングを継続して走りたい方にお勧めします。
現在の販売価格
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